晴遊閣大和屋ホテル
物件の所在地:神奈川県箱根町
あし:箱根登山鉄道宮ノ下駅より徒歩
日本最後には数多くの秘境が存在する。
全く大衆化してしまったと思われている「箱根」でさえ例外ではない。
今回我々は「第一回乗りマス会」を結成、その神秘のベールの向こうに見える、
まさに「千尋の谷」である「箱根」の謎に迫るべく行動を開始した。
以下は隊長(?)以下、男達による苦闘の記録である。
(BGMはインディージョーンズのテーマ、又は「行け行け川口浩探検隊」でお願いします
あるいは「特別攻撃隊SWATのテーマ」、「カプリコン1のテーマ」も可)

「隊長! あそこに妙な乗り物が!」
自家用空中ケーブルカー・・・
その聞き慣れない言葉に我々は動揺を隠せなかった。
その横に描かれているのは紛れもなくゴンドラ。
早速その実体を探るべく、我々は「大和屋ホテル」に向かった。

「隊長! ありました〜!!」
しばらく進むとまたこのような看板が。
今度は「夢のゴンドラ」「ロープウェー」
その背景には雄大な景色が広がる。
ここは本当に箱根なのであろうか?
それとも隠里に迷い込んでしまったのであろうか?

「隊長、こっちです。間違いありません」
なんと行き先は「堂ヶ島」。
箱根に来ていた筈の我々は伊豆に瞬間移動してしまったのか?
それとも自家用空中ケーブルカーで箱根から伊豆に行けるというのか?

「あ・・・あれです・・・!!」
隊員の声に思わず動揺してしまった。
まさか・・・あれが・・・
しかしその建物の建て方はまさにロープウェイの駅。
一体だれが、どんな文明を持った人種がこんなところに?
マヤか?インカか?アステカか?
おそらく現代ではこのような物の建設は不可能であろう。
(不景気で採算合わないし)

ついに・・・我々はその入口にたどりついた。
間違いない。これこそ幻のロープウェイ。
まさに「夢のゴンドラ」なのであった。

木造建築によるその駅の内部。
箱根文明の伝統をも感じさせてくれる。
運転室にはテレビモニターも装備されているようだ。
早速現地の人と交渉だ。
「すいません、乗せてくれませんか」
「あと30分だからねえ・・・今日は混んじゃって・・・」
交渉はうまくいかずに終わってしまった。

仕方がないのでその辺にある物をカメラに収める。
ゴンドラは1台。重さ450キロ。
全長150メートル。原動機出力15キロワット。
140mぐらいの距離を2分かけて進む
ハイテクマシンだったのである!!

いつの間にか登ってきたゴンドラ。
木造の駅にすっぽりと格納された感じだった。

箱根の渓谷を下る「夢のゴンドラ」
ああ、我々はいつ乗れるのか?
もはや為す術はないのであろうか?

中には我々とは別の探検隊(?)が
乗り込んでいた。

また登ってくるゴンドラ・・・
こんなことなら徒歩で下に降りて、上までのせてもらえばいいのか?
空で上げるより良いような気がするが、許されないであろう。
ちなみに車内はロングシート装備だ。

謎の文字がゴンドラ上部に書かれていた。
なぜかボコボコなのが気になる。
(映画「ロッキー」の挿入歌(?)「The final
bell」を心の中で流して下さい。
「水曜スペシャル」川口探検隊が帰途につくとき流れる曲でもあります)
今回はこのような結果に終わってしまった。
しかし我々はあきらめた訳ではない。
さらに挑戦を続ける覚悟である。
日本の秘境「箱根」そこには確かに幻のゴンドラが実在した。
その様子をカメラに収めるのは、大事な一歩なのである。
そして次なる一歩を踏み出すとき、探検隊とともにその姿を目の当たりにするのは、
他ならぬあなたかもしれないのだ・・・・
(つづく)
注:なおこのコーナーで交わされた言葉は実際の「乗りマス会」のそれとは異なります。
フィクションです。そんなに怪しくありません。隊長を除いて(激爆)
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